「節約のために、まず食費を削ろう」と考えていませんか?確かに手をつけやすい項目ですが、食費を削りすぎると、かえって家計や健康に悪影響を及ぼすこともあります。
私も以前、見切り品や極端なまとめ買い、自炊ばかりで節約していましたが、栄養バランスが乱れ、食品ロスや無駄遣いも増えて逆効果に。
実は、正しい節約術を知れば、健康と家計をどちらも守ることができます。大切なのは「削る」よりも「見直す」視点です。
この記事では、食費を極端に削らずに家計をラクにする方法を、具体例を交えてわかりやすくご紹介します。
「節約のつもりが損をしていたかも…」と思った方は、ぜひ続きを読んで、ムリなく食費をコントロールするコツをチェックしてみてください!

実は中学校勤務の時は、給食主任をしていました!
そして退職後は食生活アドバイザー3級の資格も取ったので、本記事では、経験を活かして効率的かつ無理のない食費節約術を解説します。
食費はどうやって節約できる?
食費を節約するには、計画性と工夫が重要です。
まずは現状を把握し、無駄を省きながら楽しんで節約できる方法を見つけましょう。
- 予算を決める
- 週単位で計画を立てる
- 冷蔵庫の中を把握する
- 自炊を習慣化する
予算を決める
食費の目標額を明確に設定しましょう。
支出管理の第一歩として「予算設定」はとても大切です。食費は「使ってから振り返る」より「使う前に枠を決める」ほうが効果的です。
たとえば、月3万円と決めたら、余計な買い物を避ける意識が働き、見切り品の衝動買いも抑えられます。
家計の状況に応じて「月3万円」や「1日1,000円以内」など、具体的な数字をきめましょう。
週単位で計画を立てる
1週間分の食材を計画的に購入することで、無駄な買い物を防ぎます。
食品ロスの多くが「使い切れずに捨てた食材」なんです。週単位の計画を立てることで、必要な量だけ買えるようになり、ロスも家計も改善します。
特売日やセール情報を活用しながら、まとめ買いすることでコストを抑えられます。
週末にまとめ買いして、週4日は献立を固定化すれば、忙しい中でも管理しやすく、節約の実感が早い方法です。



またネットスーパーの利用もおすすめ。無駄買いをなくせますよ。
冷蔵庫の中を把握する
食材の在庫を管理し、使い切る習慣をつけましょう。
「冷蔵庫に何があるか分からない」状態を防げば、食品ロスが減り、無駄な出費を抑えられます。
家庭で発生する食品ロスの原因には「二重買い」や「使い忘れ」です。冷蔵庫を見ずに買い物に行くと、似た食材を重ね買いしてしまうリスクが高まります。
たとえば、「買い物前にスマホで冷蔵庫を撮っておく」だけでも、買い物時に迷うことがなくなり、ロス削減につながります。



また冷蔵庫はぎっしり食品が詰め込まれているよりも、適度な空間がある方が冷気がまんべんなく食品にいきわたるので、冷房効率もよくなりますよ。
自炊を習慣化する
外食やお惣菜を減らし、自炊を増やすことで大幅な節約が可能です。
シンプルなメニューでも、作り置きや冷凍保存を活用すれば効率的に食事を準備できます。
外食費は内食に比べて1.5倍以上の支出になることも!!
自炊の頻度が上がると自然に食費の見直しにつながり、栄養バランスも整えやすくなります。
いますぐできる!食費を減らすコツ4選
無理のない範囲で食費を減らすための具体的なコツをいくつかご紹介します。
- まとめ買いと作り置きを活用
- 手作りに挑戦
- 旬の食材を選ぶ
まとめ買いと作り置きを活用
まとめ買いした食材を一度に調理し、小分けにして冷凍保存することで、食材を無駄にせず節約できます。
例えば、鶏むね肉を購入して複数の料理に使い回すのも良い方法です。
手作りに挑戦
パン、ドレッシングやおやつなど、市販品を手作りに切り替えることでコストを抑えられます。
手間はかかりますが、素材を選べるため健康面でもメリットがあります。



特にドレッシングは買っても使いきれなかったりしますよね。
自分で使うだけ作れば、冷蔵庫の中がスッキリしますよ。
旬の食材を選ぶ
旬の食材は価格が安く、栄養価も高いです。旬の野菜や果物は供給量が多く、価格も安定・低下しやすい傾向があります。
また、旬の食材は栄養価が高く、料理の満足度もアップします。
たとえば、春はキャベツや新玉ねぎ、秋はさつまいもやきのこ類を活用することで、ボリュームのある副菜が手ごろな価格で用意できます。
やってはいけない!節約術
食費を節約する際には、注意が必要なポイントもあります。
節約が家族の健康や生活の質を損なうことがないよう、以下の「やってはいけない節約術」を避けましょう。
栄養バランスを無視する
食費を極端に削ると、栄養が偏り、健康を害する可能性があります。
特に育ち盛りの子どもや、家族の健康を考える場合は、バランスの取れた食事を心がけましょう。
安さだけで選ぶ
安いからといって品質が劣る食材を選びすぎると、結果的に健康を害したり、満足感が得られずにストレスを感じたりします。
価格だけでなく品質にも目を向けることが重要です。
無理な節約でストレスを溜める
極端な節約は家族の不満を招く可能性があります。
特に、好きな食べ物を完全に禁止するようなやり方は、長続きしません。時々ご褒美を設けるなど、バランスを取りましょう。
食品ロスを増やす
安売りで大量購入した結果、使い切れずに食品ロスが発生してしまうケースがあります。
買い物前に計画を立て、必要な分だけ購入することを徹底しましょう。
食費を月2万に抑える方法
食費を月2万円に抑えるのは挑戦的ですが、可能です。
家族構成や地域の物価によりますが、以下のポイントを実践することで達成に近づけます。
- 「「卵」「豆腐」「鶏の胸肉」を活用
価格が安く、栄養価が高い食材を積極的に取り入れることで、低コストでも満足感のある食事が作れます。
- 1週間の献立を立てる
無駄な買い物を防ぐために、1週間分の献立をあらかじめ考えておきます。たとえば、日曜日に作り置きをして平日の料理時間を短縮することもできます。
また、献立を考えるのが面倒!!という方は曜日ごとに何を作るかざっくりと決めておくのもいいです。たとえば月曜日は魚料理、火曜日は肉料理、水曜日は丼物というようにです。
- ふるさと納税を活用
お米や肉などの返礼品を受け取れるふるさと納税を活用することで、実質的に食費を節約できます。返礼品の種類を選びながら計画的に利用しましょう。
- ポイントやクーポンを活用する
スーパーマーケットやアプリのポイントシステム、割引クーポンを使えば、普段の買い物がさらにお得になります。
- 外食を完全に避ける
外食費は高くつくため、可能な限り自炊に切り替えることで、大幅な節約が可能です。
お弁当を持参することで、昼食代も節約できます。
実は固定費の見直しが家計にとって効果的なんです。食費ばかりを削るのではなく、家計全体を見直すも考えててみましょう。


まとめ
食費の節約は、家計管理の中でも特に取り組みやすい分野です。
予算を決め、計画的に買い物や調理を行うことで、無理なく食費を削減することができます。
一方で、健康や生活の質を犠牲にしないよう、適切な方法で節約を進めることが大切です。



ご紹介したテクニックを参考に、家族にとって最適な食費管理を目指しましょう。
